2018年4月22日(日) 17:27 JST

「日本語が滅びるとき」を読んだ

前にも取り上げた江島健太郎さんのブログのバックナンバーを読んでいて見つけた本。「英語の世紀に生きる苦悩」江島健太郎

Amazonのページのレビューを見ると賛否両論すさまじい。不勉強で僕は知らなかったが2008年に発表されかなりの議論を呼んだ本のようだ。枝島産の感想を食い入るように読み、amazonのレビューを読んでいるうちに激しく読みたくなってしまい、そのままamazonで買ってしまった。

江島さんが言ってるとおりタイトルだけ読むと、よくあるセンセーショナルなタイトルで中身のない本のように見えるが中身の濃さと著者の経験に根ざした論考には唸ってしまった。

英語を少しく学び翻訳もちょっとする身として考え込んでしまう問題提起が多々あった。

翻訳する時に、二葉亭四迷、坪内逍遥、夏目漱石たちのように「この言葉を日本語化しなければ日本語が滅んでしまうかもしれない」といった緊張感のある翻訳をする心がけが自分にあるんだろうか?機械翻訳よりちょっとまし、まぁ、分かればいいじゃん、というレベルに甘んじていないか?

韓国語が面白くて英語は10年以上おろそかにしていたと思う。もう一度しっかり英語勉強しなきゃ、と深く深く反省させられる書でありました。強いて勉めるのが勉強だ、と。

英語と日本語の間を往復する人間をもっともっと作らないと、Google図書館の日本語資料は職業研究者の学者しか読める人がいないロゼッタストーンのような考古学文書になってしまう、それは間違いないことだ、と思った。